伊達市では、温暖で積雪の少ない気候をいかして、道内の他産地よりも早く春野菜の出荷を始めることができます。
道内トップクラスの生産量を誇るキャベツはそのような春野菜のひとつです。
伊達市では「春キャベツ」とも呼ばれる「サワー系キャベツ」の出荷が例年5月中旬から始まり、収穫は11月下旬まで行われます。

その他、白菜やブロッコリー、レタスも早い時期に出荷しており、伊達市を代表する農産物になっています。

伊達市は温暖で積雪量が少ないため、雪でビニールハウスがつぶれることへの対策が最小限で済み、ビニールハウス内の温度を保つのに必要な燃料代を抑えることも可能です。
それらの利点は、冬野菜の価格や出荷量の安定化につながっています。

伊達市では生産者と行政、JAが一体となって冬野菜の生産に力を入れており、地元の農家で構成される「湘南野菜部会」は一年を通じて、ほうれん草、水菜、チンゲン菜、わさび菜などの多品種の野菜を育てています。